みなさん、こんにちは。
Kippo 札幌 インターンシップ生の伊藤です。
皆さん、突然ですが、茶菓膳(다과상)という言葉をご存知ですか??
日本でも自分の家にお客様が来たら、お菓子などを出しておもてなしをすると思うのですが、
韓国でも同じような習慣があります。
ホストが色々なお菓子を出しておもてなしをすることを韓国語で茶菓膳(다과상)といいます ^^
今回は、この茶菓膳(다과상)や、酒席などの後にデザートとして飲む甘い飲み物
「シッケ」をご紹介いたします♪
このシッケ、韓国では古くから飲まれているそうです。
シッケは主に蒸したご飯と麦芽で作り、
韓国人の祖先は食後、消化を助けるために
このシッケを作って飲んでいたそうです。
祖先たちは冬にシッケを飲む際、
松の実を浮かせて飲んだりもしていました。
松の実を浮かべるのは、冷たい飲み物を急いで飲むと
お腹をこわすかもしれないため、ゆっくり飲むように
という知恵からだといいます。
作り方は、まず、炊いたもち米を麦芽粉から抽出した水に入れます。
そして、発酵させてから砂糖を入れ、
短時間火にかけた後、冷やすと完成です♪
シッケは、秋夕や旧正月に家で作って飲むのが普通ですが、
最近は韓国式サウナで汗を流した後に飲んだりもします。
また、隠し味に生姜や柚子茶を入れることもあり、
地方によってそれぞれバリエーションがあるようです♪
例えば、慶尚道という地域では、大根と唐辛子粉が入っている安東シッケ、
他の地域ではもち米の代わりにトウモロコシを使ったトウモロコシシッケ、
江華島の高麗人参シッケなどがあります。
缶やビンに入った物を
日本の韓国食品店でも購入することができるので、
ぜひ1度飲んでみてはいかがでしょうか?